三島由紀夫とアンドレ・マルロー「神なき時代」をいかに生きるか

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三島由紀夫とアンドレ・マルロー「神なき時代」をいかに生きるか

著者 宮下 隆二


この本はタイトルに惹かれて、母の本棚から拝借したもの。
三島好きのわたしとしては、ここでアンドレ・マルローがどう重なるのか興味津々です。でも、アンドレ・マルローって聞いたことあるけれどよく知りません(勉強不足ですみません)
調べてみると、ドゴールと関係があったのですね。5月革命とか、その辺りならちょっとわかります(歴史キライがバレるわ〜)
言わずもがな、マルローはドゴールの政権下で文化相を務め、
かなり影響も与えていた人物。本著にはマルローの生い立ちから綴られていて、それに対比するかのように三島も出てきます。
冒険家、美術評論家、作家として活躍したマルロー。三島も美意識に関しては卓越していたので、共有できる部分も大きいですよね。
政治的な背景は、よく理解できませんが・・・二人の思想はあくまでも「美」を軸にとらえているような気さえしました。
三島由紀夫とアンドレ・マルロー
三島はクーデターを起こす側、マルローはクーデターを制圧する側。
三島はクーデターに失敗し、自決。マルローは生き残り勝利した。
二人の対照的な姿を見ると、三島はやはり馬鹿げたことをしたんだ・・・と思う人もいるかもしれないけど、個人的にはここまで「美」を追求した三島はすごいなと思う。だからこそあれだけの素晴らしい文章が書けたのではないか。今、この時代になって、少しずつ三島が起こしたクーデターの意味が理解できる・・というか、三島の想いに沿うて理解してみたいなと思うようになりました。
この本は、今までにない角度から三島が浮き彫りになる1冊です。

うずたまの勝手な評価は

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