幸田文に惹かれた一番の理由は、その観察力と表現力のすばらしさ。それと、独特の言葉のテンポが小気味よくて大好きだ。そんな幸田文の才能をこれでもかと存分に楽しむことができるのが「動物のぞき」

この本は、幸田文が動物園を訪れ幸田文の目を透して、面白く時に哀しく・・・表情豊かに動物達を語っています。文中には、土門拳の力強く優しい写真が添えられていて、幸田文の文章と土門拳との写真と一緒に楽しむよし、それぞれ楽しむもよしといった感じ。
約150ページあまりの見聞記ですが、幸田文の魅力を十分に堪能できる本です。
うずたまの勝手な評価は
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